2014年04月26日

瞳を閉じてみる夢 空を飛ぶのと同じ事

自分の意識はなく、ただカメラのように眺めている夢でした。

小さな商店街。

町の本屋さん。
2代目のご主人はまだ若い。

Amazonもあるし、ブックオフもある。
いづれこの店を仕舞う事になるんだろう。
だったら、それまでせめて好きなものを売ろう。

好きな作家と好きな画家と好きな写真家と好きなスポーツと
好きなアイドルと好きな場所と好きなおもちゃも置いてやろう。

どれもこれも、自分が好きなものはあんまり売れないんだけど
それが売れなくたって文句はないし、売れ残っても困らないよ。

そうして店内にはインドアプレーンとけん玉とトイカメラ
輸入した一輪車まで、所狭しと置かれることになった。

それだって、店内にお客さんが溢れる訳じゃないけど
同じ愛着を持つお客さんが来てくれるようにもなった。

本棚にも好きなものだけ。

イチオシは深緑色のずんぐりむっくりな飛行機の話。
”moss hog 苔むした雄豚”と呼ばれる古いシリーズ。

今はもう飛ばないけれど、昔本当にあった飛行機だ。

その飛行機に魅了された世界中の人たちが写真を獲り、絵を描き
ストーリーを練り、本を作ったりしてひとつの世界を創り出した。

小学校の頃、買って貰ってからずっと大好きなストーリーだ。
バカみたいに売れる本じゃあないし、知らない人だって多い。

でもいい話で、いい絵で、いい本なんだ。

作者も挿絵画家も出版社もライフワークのように発表し続けている。
彼らが年を取って来て、その作品を愛する世代が現れて
その若いクリエイター世代が引き継いだシリーズもいい。

店内に貼られたそのmoss hogの広告からゆっくりと外へ移る画面。
店の正面、引き戸に貼られたアイドル写真集のポスターは一人の少女。

大写しにされた顔は、前に停められた営業車を見つめている。
営業車の中には、出掛ける前に上司に怒鳴られ消沈した男性。

どうにもつまらなそうにペットボトルのお茶をちびちび飲んでいた彼が
その店に貼られた見慣れない少女のポスターに気付いて見つめ出した。

ポスターの少女は思う。
「わたしはじめて、この男の人に達した(とどいた)のかな?」

営業車の男性は思う。
「あの娘はなんて名前だろう…中 要(ようの かなめ)?」


陽射しは明るくて、眩しいようなアスファルトが
青い本屋の軒先テントをより青く照らしている。



Unicycle Freestyle



夢の中では「達した」が「とどいた/到達した」の意味で
「中」という名字を「ようの」と読まれていたのが不思議でした。

ちなみにmoss hogは夢の中で実際にあっただけで、本当にはありません。

【究極の軽さをめざして工夫する 癒しの「インドアプレーン」|どらく】


posted by 08 at 15:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 瞳を閉じて見る夢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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